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2015年11月9日月曜日

子供にガチで金持ちになってほしいならコレを読め

──という書評が多かったので、「いやいやまさかそんな(苦笑)」と思っていたけれど。

なかなかどうして、親が実践できるならば(超重要)、子は8割近く聡明に育つでしょう。

 

大人になってからも”学校の勉強は為になったのだろうか”と考えることはある。必要最低限の平均値に成長させるため、というのが本著での見解だろう。

確かにその通りですね。

『学校では教えてくれない金稼ぎの方法』を誰が教えることができるのだろうか。著者は近所に”そういう”人がいたので恵まれている環境にいたのかもしれない。

でも、知ろうとしなければ、興味を持たなければ、著者は金持ちにはなっていない。

 

疑問には答えを教えるのではなく考えさせる

「考えさせる」というのは重要。幼い頃から与え続けられている者は、まあ大抵容姿と性格に出る。

”教えてクン”に育てあげるのは自分も思考停止しているようなもの。脳は「考える力」を鍛えることができる。子供を聡明に育て上げたいのならば、ここが一番重要だろう。なにしろ自身も”聡明”でなければ育てられないからだ。

「子は親に似る」とはよくいったもので、「賢い子」を育てるなら「賢い大人」でなければならない。

「~~教えて?」と聞かれれば、答えをスパッというのは簡単だが、答えまで喩えを駆使して誘導するという形は、語彙が必要になるため、非常に難しい。

 

学校メインで育った人間に頭カッチカチが多いのも、勉強法が答えを導き出すより、記憶から取り出すという形式だから。なのでマニュアルを作れば動くが、上司が望む能動的に動く人間にはなれない。──だって、そう教えられているから。

そういう”並行な社会”から抜けだしてみたいと感じている人は多いと思う。

学校では教えてくれない「錬金術:お金の稼ぎ方」を教えるためにはどうしたらいいのか? がここに書かれています。

 

平均に収まらない人ほど伸びる

「勉強しろとはいうけど、どのようにどのくらいしていたの?」という問いに、「将来立派な会社に就くため」という答えは至極最もで拍手を送りたいくらいだが、実にバカらしい。

雇われて給料もらって支払いを続ける消耗した生活が、いわゆる世界の平均値です。そう生きることが当たり前と思っている人は、なかなか毒されているわけですね。

リーマン平均年収くらいの約400万を「働いて稼ぐ」か、「働かずに稼ぐ」か、どちらがいい? と言われれば、そりゃあ後者でしょう。

これ、どちらもそう成るプロセスに違いがないのですが、「働かずに稼ぐ」ことを「イケないこと」という認識で教えられることが多いでしょう。メディアの記事からしたって、平均値はなんだってリーマン基準だ。

 

この「働かずに稼ぐ」というのを実現するのが「資産」です。

将来のため40年近く毎月国民年金という貯蓄をする必要がありますが、現在主流の世代が将来、それを確実に受け取ることができるのだろうか……というのはいささか不安です。まあ年金を”払う”側が全員ボイコットでもしない限り、破綻はしないでしょうけど。

「年金もらえるか不安なら、自分でその年金となりえる物(資産)を作ればいいんじゃね?」と考えるほうが賢い。

コツコツ働いてきた人は、この生き方を「ダメ」だという。自分より楽しているから「ダメ」という意味の「ダメ」。

そんな大人にも、そう成りそうな子供にも、こういう本は読んで欲しい。

 
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