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2013年8月21日水曜日

つり銭の端数調整は財布にとって優しいのだろうか

Q.釣り銭の数え方は、日本とアメリカでは違うのでしょうか?

めんどくせー計算だな、と思った。向こうのレジにはマイナスが存在しないのだろうか。考えようによっては超プラス思考の国と考えられる。だから才能が伸びるのだろうか。

日本のつり銭では、1円硬貨が増えるより5円硬貨1枚にまとめたいって考えがある。

例えば、今日買った近所のマーケットでは、とある缶コーヒーが1個68円の物がある。これを100円で支払うとお釣りは32円。10円硬貨3枚に1円硬貨が2枚だ。

「あっ、丁度1円玉が3枚あるぞ。これを100円と一緒に出そう!」

そうするとお釣りは35円になる。10円硬貨3枚に5円硬貨1枚だ。

仮に「明日ようやく給料日だ……これが今の俺に出せる銭闘力だ……」という算数的によくある設定で、財布に103円しかなかったとする。100円硬貨1枚に1円硬貨が3枚だ。

先述だと財布からは1枚の硬貨が減り、5枚の硬貨が戻ってくる。(4-1+5)で財布には10円硬貨3枚に1円硬貨が5枚となり、計8枚の硬貨が財布に残る。

後述では財布からは4枚の硬貨が減り、4枚の硬貨が戻ってくる。(4-4+4)で財布には10円硬貨が3枚に5円硬貨が1枚となり、計4枚の硬貨が財布に残る。

枚数的には後述の方がもちろん少なく済む。小銭入れもすっきりすることだろう。

だが、総重量として考えるとどちらが得なのだろうか。

[100円硬貨:4.8g]

[10円硬貨:4.5g]

[5円硬貨:3.75g]

[1円硬貨:1g]

元々財布に入っていた硬貨の重さは(4.8+1×3=7.8)で7.8gになる。

先述では(4.5×3+1×5=18.5)となり18.5g

後述では(4.5×3+1×3.75=17.25)となり17.25g

 

結果としては端数を調整して少ない枚数をもらう方が重量的には得をするようだ。

ただ、つり銭のみで「32円」か「35円」のどちらが軽いのかというと、「32円」の方が1.75g軽い。そう気付いてしまうとどちらが得なのかがわからなくなってしまう。

まあ……単純に考えて、もらう硬貨の枚数が少ないことにこしたことはない。1円硬貨さんは万能であると言わざるをえない。

 
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