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2013年8月18日日曜日

日光浴(建前)in米津海岸【キス狙い】

投げ釣りは苦手だ。

広い海に大して釣りの仕掛けはあまりにも小さすぎる。投げ釣りなんてものは、サッカーのGKが目隠し状態でフィールドのそこら中からシュートされたボールをいかにガッチリキャッチ出来るか、みたいな競技に思えてくる。

でもここ数年は投げ釣りに目覚めている。

先のやり方では途方もなく感じる魚との接点だが、考えかたを変えてみるといい。釣れなくてもいいや、と考えるんだ。たまたまここに投げたらたまたま魚がいてたまたまエサを咥えてたまたま釣れた──

放っておけるという利点があるので、マルチな釣りには向いている。

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……連休としては最終日ということもあって、どうせ混んでるんだろうなーと逡巡しつつも結局出発する。

最初に坪井の海岸を見たが、釣り人はそこそこいるが戻ってきている人の方が多い。この時は11時前くらいで、下げ一杯から上げ潮に変わる頃だった。一番暑い時間帯に入るから帰るんだろうと、ここまでは思っていた。

前回の吉田港での反省を踏まえ、フットワーク重視の軽量クーラーと最小限の荷物で準備は万端。いつもの総重量より10kgは軽いだろこれ……。前回は肩にベルト食い込んで内出血してたしな(震え声)。

ちょろーんと少し高い所から眺め、駐車場からは最も遠いが70m先くらいで波が発生している所を選んだ。ここら一帯は海岸の地形と波の出来方からして、海底がちっさい波形のようになっているのかと思っている。まあぶっちゃけ50m間隔くらいなら地形的にはどこも変わりはない感じではある。

いそいそと4本針仕掛けを投げ込むと一投目で丸まって帰ってきた。ちょっと目眩がしたので自作3本針に切り替えると、今度は針が1本ロスト。仕方ないので丸まった仕掛けを解き、4本針の幹糸を短めにして投げたらいい感じだ。幹糸に1.5mの遊び区間があるなら砂ずりでも作っておいて欲しいとマジで思う。幹糸2号とか絡みやすいし、市販の仕掛けは完成度は高いが融通効かないのがネック。

南よりの風で向かい風もあって、15号のオモリじゃ3色(約80m)飛ばすのが精一杯。これより大きいサイズのオモリを持ってきていなかったことに気付く。友人に借りた遠投用リールを初めて使ったけれど、いつも使っているスピニングと大して飛距離は変わらなかったというオチ。

しばらく投げてゆっくり巻いてを繰り返しているとシロギスが1匹付いていた。数連続の持ち帰りなしはこれで回避された。

どうにも遠くではアタリがなく、逆に波打ち際でアタリが来る。完全に遠投の意味がありませぬ。そんなわけで手前を重点に狙うとポツポツ釣れる。追い食い狙っても来ないってことは、ここらのキスははぐれ者か。

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何度もブルルッ!とアタリがあったから、「こりゃ3匹ついてるわー」とわくわくしていたらキビレの子供だった。50cm近くなってからまた掛かってくれよ。

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潮が満ちてくると波打ち際でもアタリが来なくなった。油断していたらエサ箱が流されそうになっていたり、どうにも釣れる気配がないので3時間ちょいで終了。サイズは情報通りだけど、数は全然だな。ここらなら上げ一杯から下げの時間を狙うのが妥当だろうか。満ちてくるとルアー投げるよりもカゴを投げたくなってくる。

一人でちょっとの時間だけやりたい! って釣りじゃないよなぁ。エサは数匹でいいのに最低値段が500円からってことで多めになって使い切れないし。300円でも多いレベルだが……。10本針くらいならすぐ消化出来そうだけどね。

家で魚でも飼えばいいのだろうか。

 
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