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2011年11月1日火曜日

1パケットは何バイトであるかを再度確認し、仮に月間2GBの従量制になった場合のことを考えてみる。

 1パケット=128バイト


・はじめに

長々とした文章になったので最初に結論を書いておくと、
(自分の使用状況から)月間転送量2GB以内の従量制課金・月4000円と仮定するならば、現状のパケ放題と何ら変化はない

自分の使い方で月間2GBを超えることは、まず、ありえない。
それは、半年平均しても通信量が1GBを超えることすらないからだ。


携帯電話料金の明細を見ると毎度コーヒーを吹きたくなるのがデータ通信量。
定額制なので気にするほどでもないのですが、その送受信したデータ量と料金を見るたびに、ISDNテレホーダイ時代にテレホタイムじゃない時の通信料に驚いた記憶が蘇ります。


1パケット=0.2円 程度です。
1パケット=128バイト というのは、使用者側からすればそれほど気にした数値ではないでしょう。でも128バイトなんて、半角英字・数字文字(1バイト文字)128文字程度のデータ量しかないわけです。全角文字は2バイトになるので、単純に考えればそれの半分になります。

Twitterを例にすると、文字数制限は140字だから最大で280バイト=約2パケットとも思えます。
でも送信時には、文字情報だけでなく、こちらの情報も送っているので、データ送信量と文字情報は必ずしも一致するとは限りません。
電話会社が例に出す「メール1通当たりのパケット量」を見ても、全角100文字程度で1~2円程度となっています。つまり、全角100文字程度のメールで5パケットは使うということです。

普段目にするデータの単位はキロバイト(KB)以上が主で、メガバイト(MB)、ギガバイト(GB)、テラバイト(TB)と続きます。それぞれ1024の数字を境に次の単位に移行します。



・では1MBは何パケットで通信料はいくらくらいなのだろうか。
1MBは1024KBで1,048,576バイト。1パケットは128バイトだから8192パケット。
1パケット=0.2円だとして1638.4円。
たかが1分程度の動画を見るのに1600円程の通信料が掛かっていると考えると、とても高いイメージを感じざるを得ません。1分程度のエロ動画サンプルじゃ紳士モードに移行することも難しい。



・自分の使用量で、仮に月間2GBの従量制課金になると、損をするのか得をするのか考えてみる。

米ペライゾン社が従量制に移行する際に提唱したのは『月2GBまで30ドル』が最低料金。国内携帯電話通信会社のデータ通信定額プランは平均して4400円前後なので、1ドル80円と仮定すれば、30ドルは2400円とかなり安く感じる。
まあさすがにこれは安すぎると思うので、仮に月2GBまで4000円とする。
2GBはパケットにすると16,777,216パケットとなる。MB換算にすれば2048MB、KB換算ならば2,097,152KB。
1600万パケットを円換算すると320万円になる。要約すると1GB=160万円。そう考えると、3G回線でネットサーフィンするだけで、もの凄くお金がかかっていることに気付く。別の視点で見ると、モデム通信時代に同様のことをすれば160万円かかっていることになる。

…話がそれたので自分の月間通信量を見てみる。

10月分の使用量は大体600万パケット。これはメール送受信並びにウェブ閲覧などを3G回線で使用した通信量になる。これはメガバイトで換算すると約740MBになって、1パケット当りの料金にすると120万円程になる。正直恐ろしい数字ではあるが、無線LANでの通信も同一にしていると考えてもそのくらいだとは思う。
半年内のパケット通信量の平均を見ても、1GBは超えておらず、平均すれば600MB前後程度。

主な使用用途としては、外でたまにTwitter見たり投稿したり、Google plus見たり、Googleで検索したり、地図を見たりすることが多い。決してこれだけでもないが、これらだけで1GB近く使用していたと思うと結構驚く。総合通信量からMMSメールと他のサービスの割合を考えると、大体2:8くらいの割合かと思う。
元々データ通信量のことは気に掛けているし、3G回線でのネットサーフィンやデータ送受信のやりとりは、ADSL等のインターネット回線に比べ遅く、モバイル端末の性能の限界もあってストレスを感じるためそれほど使っていない。そういうことをする時には、無線LAN環境がある場所か自宅でやっている。


それでも、月1GBも使っていない所を考えると、2GBで4000円はまあまあ妥当ではないだろうかと思う。おそらく日本ではMB単位からの従量制が提唱されるだろう。でも従量制にするならば、わかりにくいパケットという単位は廃止するべき。
でも、自分がノートPC持っていて、テザリングでのデータ通信を頻繁に使うのであれば、ゆうに2GBの転送量は超える可能性が見えてきてしまう。


・テザリングとは

3Gデータ通信可能スマートフォンなどを、単体でネットワーク繋ぐことの出来ない端末(ノートPC、携帯ゲーム機等)に繋いでデータ通信が出来るようにする機能名称。ようするに、スマートフォンをモデム代わりとして使いインターネットに接続すること。

元々携帯繋ぐだけでインターネットアクセス出来る機能はスマフォが登場する以前にも存在しているが、こちらは有線接続(USB等)だけでなく、無線接続(Wi-Fi,Bluetooth)が可能。
おまけに以前の機能ではデータ通信が56kモデム(アナログ回線使用)程度の通信速度で非常に遅く、通信料金も『PCデータ通信』としてパケットとは別計算で、非常に高かった記憶がある。


そもそも、『通信料自体は気に掛けるが、通信量の単位まで気に掛ける人』はそういない。YAHOOのトップページを表示するため、何キロバイトを受信しているか…。そこまで気にする人はかなりの少数派だろう。
iCloudの共有機能を最大限に使うため、Mac端末が欲しいナァと思い、Macbook Airの購入を考えている。そうすると外部でテザリング出来ることも視野に入ってくる。それでも、外でそんなにドカッと椅子に座り、コーヒー飲みながら外でネットサーフィンするほど常時持ち歩くわけでもないし、外部で作業するほどのこともない。とは、思う。
こればかりは個人の生活習慣での差がある。

・最後に

もしも月間2GBまでの通信量になったら?

と、現在のパケット通信量が気になった人は、料金の履歴を見て月々の平均を見直してみるのが最善かと思います。各会社のトップページからログインすれば見れるはず。
米大手の従量制課金が2GB基準からだったので、おそらくも何も向こうの状況から参考にしてくると思うので、近い数字で来るとは予想。
あとは携帯電話とスマートフォンで定量と従量を区別して来るかどうか、という所。これはスマートフォン向けのデータ通信定額料金案内が別で用意されているのもあるから、別々になるとは思う。けれど自分の判断なら、どちらも含めて従量制に移行させて、携帯とスマホで転送量の区分に差を出す方法を取るかな。携帯側なら500MB以内で済む人がほとんどだろうし。

従量制を語るなら『青天井』についても書くべきだったけれど。これ以上長くなると自分でも読む気が失せるのでまたの機会に別で語ろうと思います。元々ギャンブル的な単語だしね。

 
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