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2015年4月3日金曜日

ワームをあまり使いたくない理由

2015-04-03 14.47.54

ログ残している身としては「釣れると分かっているから使わない」ってのが理由の一つですが、サーフでは釣れてないんだよなあ(自虐)


なんとなく用意してみたはいいが、やっぱり使ってないので欲しい人には差し上げたいくらいのライトゲーム用のこれ(↑画像)。

ヒラメ・シーバス用も持ってはいるのですが、管理がめんどいのとクサイのでお蔵入りしています。

 

ワーム(ソフトルアー)はハードルアーと違い、放っておいても動きによるアピール度が抜群に高いだけあって、疑似餌では最終兵器的な位置づけだと思っています。

昨年DUOからビーチウォーカーハウルが発売されて、サーフで爆発的な釣果をたたき出しているし、安価でもある所から「ぐぬぬ」となっていた時期もありました。

コスパも高く、お値段以上の釣果も望めるのでワームをケースに入れておいて損はないのですが……、今一好きになれない。

理由として冒頭の「これで釣れなかったら\(^o^)/バンザーイ」ってのもありますが、一番の理由としては「禁止区域が存在する」って点。

 

丁度いいまとめがあったので参考に↓

<拡散希望>釣りでワームを使う人は、是非一度お読み下さい。

 

湖・河川ではソフトルアー禁止って箇所も珍しくないのですが、なぜ海ではいいのだろうかっていうのが疑問に思っています。

フレッシュウォーターでは、個体数を維持するため釣れ過ぎないようにするのと、水質汚染を防ぐためというのが主な理由だとは思いますが、それはソルトウォーターにも当てはまることだと思うのです。

釣りをしている以上、海に対しては少なからずなんらかの影響を与えているわけで、極論を言えば「あらゆる釣りをするな」に行き着くと思います。

でも釣りを全面禁止にすれば約800万人(H22年度)の釣り人口と業界が黙っていないわけでして、そうなると「釣り場は俺たちで作る、よそ者はくんな!」ってな感じで、管理された釣り場を作ることになるでしょう。

元々漁港は漁業関係者以外立ち入り禁止区域ですし、将来的にはフレッシュ・ソルト問わず管理釣り場のみでしか釣りができない状況になるんじゃないかなーと考えています。

「漁師の方が海を汚している!」という意見も目にしますが、様々な制限をかけられつつも生活がかかっている漁師からすれば、釣り人はなんて自由でわがままなんだろうと考えているのかもしれません。

 

今は自然分解するワームも開発されていたりして、鉛なんかも一応環境にやさしい的な謳い文句で世に出されています。

鉄板系や針など金属製は腐食でなくなるのでそんなに──ですが、そうなると次に問題になるのはミノープラグなど樹脂製が問題になるでしょうね。

これはフックが錆びてボロボロになり、外れて流れ着いてくる可能性が比較的高いからそれほど問題にならなかったのではないかなと思います。

ワームがゴミとして問題視されるのは「安価であるから故にぞんざいに扱われるから」が最もたる理由でしょうね。

ワーム1個で千円とかすれば、湖底に沈んだのを回収して売る人もいたでしょうし。

 

釣り場の未来としての理想は管理釣り場だろうと思いつきますけれど、水質・個体・施設・環境管理及び維持をするには、業界に関わる全てが団結しても、地方ではやっぱり割があわない事業じゃないかな(研究としては有意義だろうけど)。

子供が公園で遊ぶのを制限する公園もあるくらいだから、問題が重なれば「釣り人だけが禁止」の漁港や海岸も増えていくでしょうね。

サーファーの方が団体での結束力が強いので、美化運動では結構釣り人より積極的なんですよねえ。

 

人口が減っているのもあり、釣り人口も減っている傾向なので市場としては縮小しています。

未来のことを考えるならば、業界は高価な装備で大きい魚を狙うよりも、安価で安全かつ確実に釣れる方法を若年に向けて宣伝するべきじゃないかな。

自分は親がやっていたのもありますが、思い返せばきっかけは管理釣り場で60近いレインボーがぽこぽこ釣れた時だったかなーと。

最近は釣れない釣りでも楽しんでますが、誰でもきっかけは何かしら”釣れた”ことが始まりではないでしょうか。

 

まあワームを使わないこと自体は自分のエゴであるわけで、ワームを使っている人をけなしているわけではないです。

販売されているものだし、競技でもないので明確なルールも存在しないソルトに関してのことですしね。

99.9%の常識より、0.1%の非常識が浮き彫りになるとすべて叩かれる世の中なので、釣りのマナー(ルール)も法律のように細分化して厳守されていきそうな時代かなと最近思っています。

自分がアングラーの中で最もクリーンな釣りをしていると証明及び自負できるわけもありません。

海や川に近づかない人が誰よりも影響を与えていないわけで、自分としては非常識である0.1%の中に入っていなければいいなあと気をつけているつもりです。

 

『十人十色』とは、人間を単純明快に表現し、よくできた熟語だと思っています。

十人一色ならゴミが全くない世界か、ゴミだらけの世界しか存在しないわけですよね? 統一思想って宗教的なイメージしかなく人間味にかける気がしますが、人間は思想の違いから競争力が生まれますし、それに伴い文明も発展してきました。

問題が浮き彫りになってメリットとデメリットの最適化を目指してこそ、過去より現在の方が良い環境を生み出せる可能性があったのでしょうね。

そこで生まれた技術は他でも活かせる場所はあるだろうし、他のいいところを取り入れることによって、数十年後には最も綺麗な趣味として認知される時が来るのかもしれません。

 

 

──余談ですが、

糸を切るリスクが極力少なく、短時間でも気軽に釣りができて、尚且つデカイのが狙える場所を模索していると、サーフに行き着いたんですよね。

海が荒れている時でなければ、海釣りの中では最も安全な釣りじゃないかなと自分の中では思っています。

盛期にはこんなこと言ってられませんが、今の時期なんかは広大な砂浜にポツーンとかザラなので、開放感がパナイのが一番好きですね。

 
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