絶望的状況に陥ると、人は手に持っている物を落とす(演出)。
風:北東3m 波:うね2m 水温:15.3度
波予報では2.5mwithうねりのムリゲー予想。
監視カメラを見るとそれほどでもないようだし、ダメ元で覗いたら漁船もガンガン走っていて無理という感じでもないので浜イン。
こりゃやっぱり無理そうだなと感じはじめた小一時間後……。
離岸流の近辺にぽぽーいとルアーを通していたら不意にズドンと乗る──わけもなく、まあいつも通りの平穏な海だった。
はずでしたが、
ま た お 前 ら か !
とはいえ、今日は魚を食い漁りつつ移動しているようだ。
最初は200m先くらい東側できゃっきゃっしていたのだが、下げ始めのまさに今って所で目の前に来られたので悲壮感マシマシ。
あまりにも「( ゚д゚)ポカーン」としすぎていたらしく、手にしていたロッドを波打ち際にぽちゃんしてしまう。
我に返って救い上げると、リールは砂が入りガリガリですでに手遅れ状態だった。
あー、やっちまったぞい。
これだけ数が居ても、魚を獲れてる奴はその中の1割くらいか…弱肉強食ゥ。
15~20cm近辺の今の時期にしては大きめを食べていたけど、それほど数が多いってわけでもないようだ。
見た感じキス・イシモチ・コノシロって所だろうか。
カモメと違い海中をびゅんびゅん泳ぎまわる奴なので、どのみちルアーを通すことは無理ゲーだし、まあ、いいんですけれど……。
写真は強制終了を余儀なくされ悲壮感漂いつつトボトボ帰る人がトリマシタ。
しゃーないのでオーバーホールを敢行。
ローターの隙間とストッパーつまみからしか入る要素はないのだが、カバーを開けて洗うと砂が出てくる出てくる。
砂浜の上ならまだセーフだったんですがね……。
内部ギアはまだそれほどひどくなかったけれど、ベイルアームのバネ機構、ストッパー、メインシャフトには結構入り込んでいた。
全洗浄してから乾燥させて、グリスとオイルをちょちょいとやって元に戻したけれど、まあ……初期の巻き心地とは別にはなるわな。
グリスが純正品より抵抗が強いので、若干重くなってしまった。
ガリガリ感はとれたのは良かったけど、どうしても見えない埃とか入ってしまうだろうし、1釣行できになるようだったら556で全グリス落としてから純正グリスアップかーらーの風呂場で組み上げしかないな。
シマノのOHキャンペーンに出したら内部ギアとベアリング全部交換されそう。
しかし部品図があって助かったー。
これがシマノのコアプロテクトや、ダイワのマグシールドのリールだったらどうなっていたのかな。
ちょっと興味はあるが、どのみちどうしようもないだろうな。
まあ自分で分解洗浄のち組み立てできる後者のリールじゃなくて今回は助かったーって感じやね。