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2012年5月2日水曜日

妻籠宿と馬籠宿にいってきた

tumago

こういう街並みは経験もしていないので、ノスタルジックに浸ることもできないけど、時代劇などで表現されている街並みは、決して嘘ではないと思わされる風景がそこにある。

神社を見るのが好きなのは、木造建築としての技術と巧みな細工を見るのが好きだから。それと、私が知らない過去から現在まで、いくつもの時代の移り変わりと、人たちの変化を唯一記憶している存在──それが文化財だと思っている。

物達からは語りはしないが、私達は知ろうとすることはできる。この街並みが知っている子供達の仕草は今も昔も変わらないと思う。

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結構驚くのが基礎なんですよね。見た感じで、石の上に家が乗っているだけのように見える。今では地盤まで掘ってアンカー打って柱を建てるって感じだろうけど、こんな簡単そうな造りなのに百年以上維持できているのってすごいと思う。

もちろん家主の尽力もあってこそだろうけど、現在もこうして姿を維持している見据えた建築をする大工もすごい。

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こういうさりげないおしゃれとか好きです。

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馬籠宿の方は、なんだか水と暮らしてるってイメージを受けます。水路の音が心地良く、昔も今も、その音に違いはそれほどないのでしょう。宿場町として栄えてた頃と、観光地として賑わう今も、生活音も似たような感じだろうと思います。ただ、見える風景は違っているでしょうけどね。

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ちょっと面白いと思ったのがこの自販機。景観を崩さない配慮か、木目の色をしています。そこまでして置く必要があるのだろうか、っていう無粋な突っ込みをしたい所ですけど、こういう配慮にはやさしさを感じます。

どちらも外国人の観光客が目立ちましたね。馬籠の方ではツアーとぶち当たったのか、アジア系の人達ばかりでした。英語から派生される言葉は聞き取れるけど、中国圏の言葉は本当にわからん…。発音に耳が慣れてないだけだろうけど。

目立つのが蕎麦と五平餅、そして木細工ですかね。西洋圏の物を見かけないのは、日本らしいを伝えるための生きる史跡のように感じます。とても素晴らしい町並みでした。

 
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