なんだか久々の場所。後ほど知ったけど、9日振りに猛暑日を記録したらしい。それもあって夏と大差ない暑さだった。
去年か一昨年か、ここでソーダガツオの回遊があって楽しかったので、それをちょっと期待していた。
あの頃は装備も不十分だったウキフカセで釣っていたが、今回は安物で固めた重装備での出勤となる。
風はそこそこあるけど、台風のうねりで波が意外と高い。一応湾内だからもう少しマシかと思っていたけどそんなこともなかった。駿河湾は魔物。
コマセを撒くと木っ端が集まってくるので、フグラッシュは回避出来そうだ。
水深は深い所で6m近くはありそうだけど、ウキ下は大体こんなものだろうと4mくらい。一発目で手の平メジナが来たので退屈はしなさそう。
その後はメジナさんが遊んでくれることはなく、ひたすら大きめのアイゴと格闘するハメになった。30cmくらいまでなら引っこ抜けるけど、しばらくタモで取りこんでなかったので練習がてらにタモを使っていた。
が、どうもすんなりと伸びてくれない。中が真空状態になっているようで、伸び縮みがエアサスのように空気が抜ける音がする状態。後ほど底にドライバーで穴を開けたけど直らなかった。ちょっと修理せんといかんね。
昼くらいに結構重めの奴が襲いかかってくる。どうせアイゴだろうと適当に遊んでいたらどうも姿が黒い。
指カットインの黒鯛33cm。丁度友人のもとに行ったので掬ってもらった。夏が終わるまでには釣りたかったものがようやく釣れて、今日はもう終了ですねという気分。
上げ潮になったら異様にフグが出現しはじめ、入れれば即フグという状態になったので切り上げようと考える。
タチウオ狙いに石津浜に移動しようと思ったけれど、コマセが余っていたので多少なりとも消化しようとフグの中頑張ってみたらアイゴを追加してしまったので満足モード。
石津浜に移動したはいいものの、台風の影響で波打ち際が低くなったようで、手前に池が出来ている始末。まさかここで短パン+サンダルかウェーダーを必要とされるとは思っていなかったので、池が無い所を探して右往左往。
この時期の夕マズメなんて駐車場が空いているわけがないと思っていたのにガラガラだった理由はこれもあるのかな。丁度満潮が重なっていることもあって釣りづらいってのもあるだろうけど。
あの場所なら出来そうだけど人いるし……ってことで帰ろうか別のとこ行こうか話し合っていたらその人が帰って行ったのですかさずイン。
豆アジつけて投釣りをするも、波打ち際のうねりでアタリかどうかわからない。でも上げるとエサがなくなっている。まあフグだろうけど。
帰りの時間を決めて、その時間が訪れる寸前。
自分は片付けしていて見ていなかったけど、竿がガタンと揺れたと言われたので上げてみる。
……微妙にいつもより重い。
それでも普通に巻けるし引かないしで海藻でも付いてるのかと思っていたら、小さいクロアナゴがついていた。流石にいらないのでお帰り願いました。
珍しくアイゴを持ち帰ったのでクーラーからナイススメル。最大27cmくらい。
本当に臭いから釣ったその場で捌いてアラも捨てたいくらいだけど、そんな装備持っていくの面倒だしなぁ。トゲを切っておくのが安全なんだけど、最近はもう元気なアイゴの硬いヒレを切るのも面倒だから、そのままにして家でヒレを切るorヒレそのままにして三枚卸しにしている。
100均でまな板と包丁買って、まな板はバックの背に当てれば固定されてよさそうだし、その場で捌けるしでそれもいいかなと今思った。
どうでもいいけど、魚の全長計る時に尻尾の先まで数えるのはちょっと卑怯だと考えている私です。
自分はどっちかと言えば賞味部分で考えたい方。
黒鯛は刺し身用に三枚に卸してアラで出汁を取り、その出汁で煮物にしようかと思ったけれど、そんな高級志向でアイゴを煮るのはどうかと思い用途に困った。
アイゴは3匹を開いて日干し、2匹は表面焼いて煮物に。
これでしばらくは魚に困らんね。