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2012年4月25日水曜日

車を操る心得

aco

普通自動車免許とってから10年ちょいか…。初心者マーク不所持・速度超過で2回の罰則歴。もらい事故2回。車に軽く小突くこと1回←New!!

残念ながら来年の更新でゴールドから陥落しますけど(速度超過が2年前)、思えば色々ありました。この戦歴は私としてはかなり運が良い方だと思っている。まあそんなわけで、日頃気をつけていることでも書いてみようと思った。

  1. 車の大きさを把握する
  2. 市街地での危険予測をする
  3. 悪天候時の危険度を理解する
  4. 会話に熱中するのも事故の元
  5. 歩行者・軽車両に対しての安全マージン
  6. 煽ってくる車に対しての紳士な対応
  7. 車間距離は詰めるほど渋滞の原因となる
  8. ルームミラーと右サイドミラーくらい5分に1回は必ず見る
  9. 峠道をスムーズに走るための心構え
  10. 周囲の車の未来予測はパズルゲーム
  11. おもひでぽろぽろ

1.車の大きさを把握する

車の大きさを運転席からだけで把握するのは難しいこと。停止線に止まったり、壁際に寄せたり、曲がるときなど、運転する上では一番重要なポイントとも言える。

ほとんどの乗用車は運転席から見えるボンネット中央からやや左あたりが、助手席のタイヤが通る位置で、つまりは左側面の目安となる。ちなみにトラック系の前面平なタイプは、幅の大きさにもよるけれど、大体同じ感じになる。例えば、永遠と続く壁にギリギリに寄せた場合、壁と地面の境界はボンネット中央付近を通るのだろうか? 車高が低い(視点が低い)場合にはそれはわかりにくく、高い場合はわかりやすい。

じゃあどこを目印にするべきなんだぜ? と言われれば、よく棒を立てている車があるじゃない、なんであんな棒を前のバンパーにつけているかを考えるべき。車幅の確認の練習をするなら、走行中に左のラインをタイヤで踏んでボンネットのどの位置から出るか見るといい。左のミラーで踏んでるかどうかもちゃんと確認できる。座席の位置でも変化するので、私はたまにやっている。乗ったことのない車に乗った時には真っ先にやったりする。

ちなみに普通車の幅は1.7m以下という基準があり、左右にラインがひいてある車線は2~3m程度の幅とある程度決まっている。つまりラインを左で踏めば、右には1m程度の余裕が生まれる。道路に引いてある線には幅を示してくれる意味と種類があるのは学科で習うので割合。

2.市街地での危険予測をする

自動車学校では結構理不尽な問題を出されたものだが、他人の行動ほど理解できないものはないわけで、こればかりは経験…というよりも心の余裕が無いと無理な問題。よくある「車の下に人の足が見えるからっていう問題」も、車がびっしり並んでいる状態なら見えないから意味がない

これは逆に自分ならどういう時に飛び出すか、っていうのを考えてみるといい。

片側の車線が渋滞で車が詰まっている状態で、反対側に行きたい場合にどういうタイミングで渡ろうとするだろうか。止まっている車は無視して、反対側の車の流れの切れ間を狙うはず。なので、反対側が詰まっていて、なおかつ自分の前に車間が大幅にある場合は気をつかうべき。それでも、徐行するくらいの気持ちで安全運転することが望ましい。足が悪い人と無邪気な子供に対しては、笑顔で手をふるくらいの紳士さが欲しい。

交差点などで曲がる場合、曲がる前に交差点付近に人や自転車がいるかどうか確認するのは当然のこと。歩行者がいなくなってから前方から来る車を確認するのは決して遅くない。

3.悪天候時の危険度を理解する

濡れた路面は制動距離が乾いた状態より2倍ほどになる。乾いた道路でも、砂や土がかぶっている場所ならタイヤは当然滑る。車しか乗ったことの無い人は、意外と雨の恐ろしさを知らない。バイクを乗ったことのある人には雨は恐ろしい現象だと、自然に植え付けられる。この差は結構大きい。

雪自体は特に怖くはない。新雪の上を走ることはノーマルタイヤでもできること。圧雪されたりして凍ったりするとたちが悪くなる。そしてなんだかんだで、スタッドレスよりチェーンの方が最強なのだ。道路が濡れているように見えて実は凍っているというパターンが一番厄介。ノーマルで走行しないといけない場合は、曲がりながら減速しようと考えないようにするといい。ブレーキはやさしく長く踏む。

道路冠水時に走っている映像とかよく見るけど、エンジンの吸気口から水が入ったら終わりなのでやるだけ寿命を縮める。水が入らないような工夫は一応されているけれど、過度な過信が立ち往生を生む。雨や濃霧時には日中でもスモールライトくらいつける優しさが必要。自己防衛にも繋がるし、車体のカラー次第では保護色になってしまうから。

そういう自然災害の時は、そもそも車で出ないって選択肢を入れるべきだろう。

4.会話に熱中するのも事故の元

私は元々人の顔を見ないと会話できない方ではないので、車に乗っている時は基本的に前方しか見ていない。たまに後ろから見ていると、運転手が助手席に向かって顔を向けて会話している場面に出くわす。危ないと思わないのだろうか…。

運転に慣れてくると事故る原因が慢心だと思っている。教習所で習う交通ルール、そして公道の制限速度、これらを厳守すれば事故を未然に防ぐ余裕が生まれるわけで、極論で言えば、これらを守っていても事故が起きるのは、不運《ハードラック》と踊《ダンス》っちまった結果だ。大きな事故の原因は大抵、そこから逸脱しているケースとなっている。

私が思うのは、運転中に1秒目を離すのも怖いと思うべきだろうということ。40kmで走行中に1程目を瞑っているだけで、その間に10m程は進むことになる。無意識化で10m走行するのはどれほど恐ろしいことかというのを理解するべき。だから携帯の画面やナビに目を向けるのも危険行為に近いことだと気づいてほしい。

5.歩行者・軽車両に対しての安全マージン

最近自転車は車道を走ることを義務付けられたが、元々軽車両に入る自転車は車道を走るべき乗り物で、そして道路交通法に順守されるべきだ。自転車に免許を、という話も根本的には正しいこと。自転車乗ってた時に事故った人は車に乗っても事故る気がするのは経験則。車側のルールとの相違が事故に繋がるからだ。

最近は良い感じでスピードを出すロードバイクが闊歩しているので、こちら側としてはかなり気を使う。先に書いた通り、普通車は1.7m程度の幅で、車線は3m以内が多い。自転車に乗っている人を幅1mとして考えると、車道内で追い越すだけで両者に安全マージンがほとんど無い。そしてこれを追い越す際にかかる距離も考えなければならない。

等速で走行している場合は当然抜けないわけで、時速10kmくらいの差だと完全に抜き去るのにも体感で3秒程必要になる。時速40km走行中なら30m近くもかかることになる。この間、安全マージンが無い状態で走ることは両方にとって危険なことだ。ようするにとっととアクセル踏んで抜きさるほうが安全。

私の場合は、自転車に乗っている人が安定して走っている状態なら1mは空けて追い越す。年寄りやドヤ運転の学生なら2mは空ける。歩行者の場合でもほぼ同様。あとは電柱などが近くにあって、それを避ける可能性がある場合は追い越さない。不思議なもので、こういうタイミングですれ違うことが異様に多く感じる。

6.煽ってくる車に対しての紳士な対応

単なる煽り行為は正直資源のムダだと思う。予測不可能な相手に対しブレーキちょこちょこ踏んでアクセル踏んだり離したりは燃費のムダ使いに繋がる。視力が良い頃でブイブイしてた頃なら、追い越してもらってから逆に煽ったものだけど、最近は自爆行為に繋がるのでやる気力もない。

というか後ろから追突されるのは、交通事故で唯一と言っていいほど100%後ろが悪い状況なので、前にいる自分の方が圧倒的に有利な立ち位置にいる。まあそんなわけで、逆に熱くなったら負けなのだ。本当に抜きたい人ならば勝手に抜いていくから、私の場合は「抜けばいいじゃん」的なふてぶてしさで待避所があるまではシカトする。

最初に言った通り、公道で後ろにピッタリ貼り付くのは燃費を悪くする行為に繋がる。ATなら尚更速度調整が面倒なわけで、車間距離はある程度とるのが望ましい。追い越す場合は相手と30km差くらい付けてサッと通り抜けて、次の信号で後ろに張り付かれる気まずさを体験すると良い。

7.車間距離は詰めるほど渋滞の原因となる

ちゃんと研究で証明されていることで、高速道路などの自然渋滞は、車間の詰め過ぎが原因になっていることが多い。20台詰まってようが、一斉に動いて一斉に止まれば車の流れはスムーズになるはず。でも実際はそんなロボ的な動きはできるわけがない。

アクセルをなるべく踏まないのが燃費をよくするコツ、って思っている人もいるだろうけれど、それは少し認識が間違っている。加速している時間を短くするほうが燃費は良くなる。車は1t以上ある鉄の塊なので、それを動かすのに一番力を必要とする。加速発進の機会が多い市街地は自然に燃費は悪くなり、信号がなくほとんど止まる必要がない高速道路と山道は燃費が良くなるのはそのため。

あとは制限速度以下を守っていれば、理論上はずっと青信号で行けるように設計されている。安全運転はスムーズな進行と燃費向上に自然と繋がることになる。

8.ルームミラーと右サイドミラーくらい5分に1回は必ず見る

周囲の状況を把握しておくと、いざという時の役に立つ。車線変更やちょっとした危機回避など、多数の車線の場所では重要なこととなる。私の場合は、後ろの車と対話する勢いでしょっちゅう見ている。1車線ならあまり気にしないけれど、2車線以上だと他の車線の動きもみるほうが安全に繋がる。

9.峠道をスムーズに走るための心構え

細い道ですれ違う可能性もあるので、常に先の先、遠くの道路の先から車が来ないかを確認シながら走っている。なので夜間の方が個人的に気が楽。山道も不思議なもので、大抵すれ違うのってカーブだったりする。そこが一番広くとられていることが多いってのもある。

イニD的に言うと、たしかにリズムは存在すると思う。設計上そういう風に自然となる、って気もするけれど、慣れてくるとカーブの侵入口を見るだけで、何kmなら抜けれるかってのがわかってくる気がする。こういう所で車が安全に曲がれる限界スピードを体感しておくと、結果的には安全運転に繋がると思う。

細い道に慣れてない人は大型の後ろに付いているといい。峠道であれほど安全に一定のスピードで走ってくれるペースメーカーはいない。車幅感覚を養うためにも細い道はいい練習場になる。

10.周囲の車の未来予測はパズルゲーム

車間に1台入れる隙間がなければ、基本的に誰も入ろうとは考えない。前方にコンビニから出てくる車が見えたとすれば、自分と前の車の間隔がどのくらいあれば出てくる可能性があるだろうか。とか、そんな予測が自然とできてくる。あとは出てこようとしている運転手の見ている方向とかも確認するといい。

きわどい所で入ってくる人に限って、クソ遅いってのが多い気がする。マイペースなんだろうなきっと…。あと無茶な進路変更繰り返す人を絶妙に入れない間隔を維持してブロックするのが趣味です。めんどくさくないのかな。別に早くなるわけでもないのに。事故られても困るんで前にいて欲しくない度No1。

おもひでぽろぽろ

もらい事故の2件はどちらも釜堀で、信号待ちしてたらズドンされてます。どちらも別々の車で、納車3ヶ月以内に。1回目は酔っぱらいがノーブレーキで突っ込んできたんで後ろ大破しつつ玉突きして、今だったら確実にあの人の人生終わってるな、って思います(まだ罰則軽微の時だったので)。

オーバースピードで壁に突っ込みそうになったり、対向車とミラーぶつかったり、飛び出したコンクリ踏んでバーストしたり、林道走ってたら最終的に行き止まりで1km以上雨の夜にバック強いられたり、山奥でオートマぶっ壊れてラジエターパイプ裂けたり、居眠りで高速の分離帯突っ込みそうになったり、ノリノリで運転していたらスピンで一回転したり、夜の峠でタヌキの親子と並走したり、鹿が道路塞いでたり、雪の坂道で2回転くらいしてピタッと元に戻ったり、カーセッ◯スするから車かしてって言われたり……。今まで色々あったな。

そういう経験が積み重なって、盤石とした持論を、免許を返上する頃に提出することができるんでしょうねぇ。最近は特に安全運転に拍車がかかってきています。ヒール&トゥーも出来なくなっちゃった。

GWが間近ですが、大型連休時にはペーパードライバーや知らない所に車で来てアタフタしている人が多いので、車でのお出かけには充分すぎる注意を。私は釣りにいく程度くらいだろうなあ。ガソリン安くなってきたから長野でも行ってこようかなとは思っていたりします。

 
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