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2012年2月29日水曜日

新東名高速道路について徒然

全画面キャプチャ 20120229 43512.bmp
平成24年4月14日15時に一部が開通する新東名高速道路。御殿場JCT~三ヶ日JCT間という、静岡県の東西の端から端へ…、将来的には海老名から豊田へ繋がる計画ですが、このたび先述の区間が開通間近となりました。日本の土木技術ぱねぇ。

新東名の開通区間・距離、設備されるPASA、料金などについて調べてみました。


新東名高速道路の進捗状況 NEXCO中日本


区間 延長 完成年度
長泉沼津-浜松いなさJCT 132km 2012/4/14
御殿場JCT-長泉沼津 13km 2012/4/14
浜松いなさJCT-豊田東JCT 55km 2014(予定)
海老名南JCT-厚木南 2km 2016(予定)
厚木南-伊勢原北 7km 2018(予定)
伊勢原北-御殿場JCT 45km 2020(予定)


全体の半分以上が開通となります。工事着工から多くて15年程度。その間にETCが当たり前になったり、料金が全線一律化になったりと、工事とともに時代も移り変わっていました。引佐の奥地に陸橋の支柱だけ大量に建っていて、「いつ工事が終わるんだろう」と思っていたのも、ついこの前のように感じます。

区間中のSAも開通日に合わせてオープンという運びで、地域の特色の強い出店ラインナップともなっています。特に浜松は遠鉄グループが乗り出してくると、少し話題にはなっていました。

新東名高速道路に13商業施設を同時オープン ~新ブランド「NEOPASA(ネオパーサ)」誕生~ NEXCO中日本
商業施設出店店舗一覧(PDF) NEXCO中日本

開通区間では7つのPAとSAが有り、その中でも今回NEOPASAと名付けられた箇所は、巨大な商業施設ともなっています。このたび公開された「駿河湾沼津SA」を始め、「清水PA」「静岡SA」「浜松SA」がNEOPASAに該当します。
山間部を走る道路でもあるし、下道からでも入店可能という話もあって、地域の経済活性化にも繋がることを期待しています。

通行料金 NEXCO中日本
意外にも思えますが、料金表を見ても現東名とほとんど変わりがありません。全体としてみると若干安くなるくらいです。総延長距離も新東名の方が短く設定されていて、渋滞緩和・安全通行のための新システム・路面の快適さを加味すれば、さらに安く感じることかと思います。ほとんどが陸橋で作られているため、維持が難しい気もします。

現在の東名も、新東名への案内板が多くなっていて、三ヶ日JCTと静岡IC付近もかなり混沌とした姿となっています。JCTと言えば渋滞の名所となっていますが、新東名に繋がる箇所はどうなるんでしょうか。豊田や厚木よりはマシじゃないかとは思います。

4月の開通範囲では、まだ渋滞緩和の効果が見えないかなと思います。全線開通すれば、東京-名古屋間を一気に移動したい人はこっちに流れるだろうし、JCTへ集中する車も分散される。でも工業地域が多い静岡圏内はトラックの出入りが激しいんですよね。そういう業者は新東名を嫌うんじゃないかとも思えます。

自分としては新東名よりも、新名神に期待をしたい。実現すれば、関西へいくのも今よりもっと楽になるし、時間も2時間以上短縮されそうだ。こうして交通インフラが進んでいくのに、車から離れていく社会ってのも不思議に感じます。新東名も最初は140kmでカッ飛ばせる設計らしかったけど、最終的に120km制限になったそうで、狭い国だし海外のハイウェイみたいにはなかなか行かないものですね。

「広がる駿河湾、最高」 富士-沼津の新東名歩きに市民らが参加 中日新聞

現在毎週のように、新東名の一般公開のイベントが開催されています。先日の日曜にも駿河湾沼津SAの公開があり、開通も間近になっていると実感しています。県内では3/20に新東名浜松SA(下り)で公開イベントが開催されます。近いし休みだしーで行きたいところですが、その日は大須にPCパーツ探しに行っているかも。

何事も、新しいものには何か期待をしていまうものです。開通後には、新東名使って箱根にでも遊びに行ってみようかな。
 
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