新しく用意した物を試すのはいつだってわくわくする。
ルアーを試投できるサービスを釣具屋がはじめたら、案外ウケるんじゃないかと思ってみたり。
塗装が禿げたらどうするかーとか、なくした場合の保険とかが結構揉めそうですけど、求めている人は多いんじゃないですかね。
メーカーHPで動きを動画で見ることも出来ますが、想像と現実に差異があることもあるし、やっぱり自分で試すのがてっとり早い。
- AM4:30 上げ潮5分~(満7:30頃)
潮見坂海岸は浜松沿岸の海岸の中では「THE遠浅」って感じの箇所が続く。
図にするとこんな感じ。
潮が満ちてくると手前のくぼみが結構いやらしく、深い場所では腰辺りまであったりするので夜間は罠だらけでちょいと怖い。
50mも飛ばせばおいしい所には届くので、あらゆるルアーでフラット狙いしやすい場所ではある。
今回から仲間入りしたシマノのスピンドリフト110HSは、32gの重さとAR-C VRシステムにより安定して長距離を狙えるルアーであり、同タイプのミノープラグ系では屈指の飛距離だと思う。
ま、そんなわけで飛距離厨垂涎の品なわけでして、自分のタックルで試しに来てみたのです。
ロッド:柔らかい10.6ft or 硬い9.6ft
リール:Abugarcia Cardinal2500SX
ライン:SHIMANO PowerProPE0.8号 or RapalaラピノヴァXマルチゲームPE1.0号
自分の場合、プラグ系は柔らかめ(しなやか)のロッドで、ジグなどぶん投げたい系は硬めと切り替えてはいます。
今日はプラグ系を使うので柔らかい方でスタートしてみる。
とりあえず1投目でバッツーン!は嫌なのでやさしくそぉい、それでも結構飛ぶ。
アクションもしっかりしてくれるし、バイブレーション系より派手な振動だけど、前作の90HSシリーズより素直って感じ。
集魚と活性にはアピール重視の人には丁度いいのかな。
風は弱い追い風だけど、飛距離は60m程度で、このタイプとしては安定して遠くへ投げれて楽しい。
大体飛距離も確認出来たので、他のと較べてみることに。
カッ飛ぶシースパロー君はさすがの飛距離で、スピンドリフト110HSの更に向こう側に余裕で飛んでくし、さすが艦対空ミサイルである(違)。
スピンドリフト90HSはやっぱり110HSより手前に落ちる……あ、今更ですけどプラグ系ルアーはシマノ厨です。
今日みたいなブレイクラインが30~50m付近の場所では、スピンドリフト110HSは安定して狙い所を攻めれますね。
波はそんなに高くないんだけど、寄せと引きのマリアージュ失敗によるしぶき攻撃が結構ひどい。
ウェアの内側から防水していないポケットに水が入り、あいぽん君の危機を感じはじめたのでちょっと退避。
折角なのでロッドとラインを替えてもうちょいやってみるかと、硬いロッドとPE0.8号に切り替えてリスタート。
アブガルシアのこのリールは、標準で替えスプールが付いていたのでこういう時に嬉しい。
AR-CロッドとAR-Cスプールを使うと、同等の条件でも飛距離って伸びるのかなーと考えつつ、一応カタログスペック通りに飛んでくれるルアーを投げつつカニ歩き。
道具の性能と値段って比例してると思うんですが、一番変化を感じるのは耐久力だと思うんですよ。
ただルアーの塗装に関してはどうしようもないですけどね。
ロッドとリールに関しては持った瞬間に「あ、違う」って思います。
飛距離厨としては次はCI4エアロが欲しいなぁ。
──先の場所とは反対側を歩いては投げ、お祈りする作業を続けていたのだが、どうにも海藻が多い。
そんな時に、着水から巻き始めたらギュイっと重くなったので一応合わせてみたけれど、シーン……
また海藻かー、と思ったらbrrrrrr!!としたので「あ、魚や」と気付いてバトル開始。
重いけど全然暴れないからヒラメかなー、この重さなら持ち帰れるサイズだろうなー、久々やー…とか思いつつごりごり寄せる。
波打ち際でひと暴れして外れるかもと思ったけど、なんとかズリ揚げに成功。
あいぽん君は車に避難しているので写真が撮れなかったけれど、11cmあるミノーを半分以上も飲んでいて、リアフックはエラの奥に刺さっていたから外すのに苦労した。
朝からベイトが多いし、目の前でボイルしたりしてたのに来なかったから不安だったけど、魚が居れば釣れるルアーなんですねぇ。
その後は海藻を数回釣って終了。スピンドリフト110HSの1軍入り不可避。
※本日の釣果
ヒラメ:45cm(スピンドリフト110HSピンクイワシ)
お腹にはシラスからちょっと成長したようなイワシみたいのが1匹。
あと気が付いたら股間が濡れていたんですが…、漏らしたわけじゃないよね? 漏れてきたんだよねこれ。