Loading...
2011年12月23日金曜日

フライパンさえあれば作れるピザをイチから作ってみた


 リンク先を辿れないので紹介出来ませんが、以前はてなブックマークで見た記事で、特に大した設備も必要なくピザが作れるってことで、ピザが食べたいなぁと思っていたので作ってみた。家にはオーブンも大きめのグリルも無いので、今までは作ろうともしなかったのです。
 フライパンで作れるとのことなんでやってみました。

 私はレシピとか細かく考えず、その場で適当に組み立てていくので、決まった分量とかは書けませんのであしからず。


●材料
・薄力粉(強力粉だと思ったけど違った)
・トマト缶(500gくらいの物)
・チーズ(市販のとろけるチーズ)
・玉ねぎ(1個)
・にんにく(2片)
・ベーコン(2枚)
・ハム(2枚)
・レタス(1枚を細かく)
・ピーマン(2個)
・調味料(塩・クミン・タイム)
・オリーブオイル(EX使ったけど、香りが強めなので、練りこむならバージンの方がおすすめ)
・ベーキングパウダー(※発酵促進のためだけなので、無くてもいいし、パン粉とか細かくして代用でもOK) 

今回はこれだけで作りました。シンプルなトマトソースベースのナポリピッツァみたいになります。

●仕込み
1.生地を作る
 ボウルなどの器に小麦粉を入れ、塩を適量入れる。粉は大体100gあれば30φが4枚作れる程度だと思う。必要だと思うなら、ここでベーキングパウダーを入れる。
 発酵を早めたいならぬるめのお湯、必要ないなら水を少しずつ入れ、粉がまとまる程度にする。ぬめりが出るくらいだと水のいれすぎ。生地に味を付けたいのなら、ブイヨンとかコンソメでスープ作って、それを水の代わりに入れてもいいかと。

 粉を練る。どのくらい練ればいいか、どれほどの粘度があればいいかの判断は、柔らかい餅のような感じ『みょーん』とのびるくらい。生地をひっぱって、荒く千切れるようなら、水分不足か練り不足。
 オリーブオイルを入れてもいいが、香りつけ程度にごく少量を練りこむこと。手にくっつかないように入れる物ではない。

 練り終わったら丸めて、容器にフタもしくはラップをしてしばらく置く。ベーキングパウダーの量と温度の影響を受け発酵速度が変化するので、最近のような冬場なら暖房の近くでもいい。大体20℃くらいがベストかと。一般的には冷暗所と言われるが、常温で直射日光さえ当たらない場所ならいい。

 今回は約30分置きましたが、室温が低かったため発酵はそれほど進んでいませんでした。発酵した生地は、丸めたままの状態で、若干元よりふっくらします。

2.トマトソースを作る
 フライパンにオリーブオイルを多めに、刻んだニンニクを入れて香り付け。これは、熱を通したニンニクの良い匂いが鼻で感じれるくらい。焦げると熱しすぎ。
 香り付けが終わったらトマト缶を丸ごと投入。缶に残ったトマトを水を入れて洗い落とす感じで、ついでに水を投入。煮詰める必要があるので多めに入っても気にするほどでもない。もっと濃厚にしたければ100%トマトジュースを追加する。
 味付けは塩を多めにコショウを少々。塩でトマトの味を調節する感じで、味見しながら追加すればいい。気休めにタイムとクミンを少量いれる。別になくても構わない。スパイス系は多すぎても変な味になるし、強めだとサルサソース化するので注意。

 今回は時間かけてコクを出すことが出来なかったので、刻み玉ねぎを少しと、刻んだハム2枚を投入。これで大体30分も煮詰めればおいしくなる。本格的にやるなら弱火で1時間くらい。

3.トッピングの用意
※この方法だと生地はフライパンで問題なく焼けますが、上に乗った具材に熱を通そうとすると、生地がもれなく黒コゲになる恐れがあるので、具材は全て湯通し、もしくは火を通しています。

 玉ねぎを輪切りスライスする。ピーマンも輪切りスライスして、柔らかくなる程度に茹でる。
 レタスは手でちぎって水にさらし、ざるにあげておく。
 ベーコンはフライパンでさっと炒める。

 材料には書きませんでしたが、別にマッシュポテトを作りました。
 ジャガイモ2個を茹でて潰します。塩とバターを加え、マヨネーズでつなげば完成です。マヨネーズは多すぎるとくどくなるので入れすぎに注意。


 自分は1を作った後、発酵させる間に2と3を進行させました。ここまでで調理開始から所要時間大体40分くらいです。

●生地ののばしかた
 よくメディアで見たり、プロの方法から想像すると、空中にぶん投げてのばすのを想像して、敷居が高く感じますが、あれはパフォーマンスの一種なので、特に真似する必要性がありません。

 まな板やテーブルに薄く小麦粉をちらし、生地が台にはりつくのを防ぎます。
 大体片手で握りこめるくらいの量をちぎり、円形に5mm程度に手のひらで押してのばします。そこからは布を広げるように薄くのばしていきます。コツとしては、両手で端を持って、中心ではなく、生地の端からのばしていく感じ。無理に自分で力を入れてのばそうとすると千切れます。
 それが出来ない人は、台に置いて指先で叩くように押しながら薄くのばしていきます。棒を使ってもいいけれど、薄くのばすのはそれなりに難しいです。
 厚めの生地の食感(モチモチ感)が好きな人は厚めに伸ばせばいいですが、尖った物とかで空気穴を全体的に開けておくと、部分的に膨らまないのでやっておくといいでしょう。
 生地の食感は厚さで調節する。

 ふちを厚めにとるのは、トッピングを乗せやすくするためなのと、生地のモチモチ感を演出するためなので、特に必要ありません。

●焼く
 テフロン加工フライパンなら油をひかずに焼ける。そうでない場合はオリーブオイルをひいたほうが無難。

 フライパンが冷えた状態で、のばした生地を入れてから火をつけます(中火)。トマトソースをぬり、トッピングを好みの量のせて、チーズを乗せたらふたを閉めます。
 中火のまま、上のチーズ全体が溶ける程度になれば完成。強火だと生地が先にこげてしまうと思う。

 トッピングに関しては好みの領域。今回の場合、バジルがあれば更によかったと思います。

 包丁やピザカッターで切り分け、皿に盛り付けて完成。
 今回はこぶし大の生地の量で、4枚分が作れました。ソースは丁度4枚分くらい。1人だとさすがに多い量です。1日ピザ三昧になりたい場合はどうぞ。

●実食!
 生地はナンみたいな食感になると思ってました。生地をのばしてピザを作ることは慣れてましたので、薄くのばせれば案外パリッとしていて、店で提供される物と大差ないのが出来ました。
 ありあわせの物で、おまけにフライパンで作ったにしては、予想以上のおいしさの物が出来ました。オーブンとか、全体に火を通せるものなら、チーズを香ばしく焼くことも出来て更にいいんですけどねぇ。

 手作りだと、市販の物より安価で出来るのがいい。市販のソースを使ったりすれば、更に手間は省けるし、色々楽しめるので、先にどんなのを食べたいか考えてから作るといいと思います。

 ちなみに、今回作った物ですと、原価として考えると1枚あたり300円未満だと思います。
 
TOP