ノットはお家で結ぶ派。
PEとリーダーを結ぶのに必要であるノット。色々ありますが、どれも最終的には好みの問題となる。
陸っぱりならこのくらい覚えていれば充分ってのを徒然。
・使っているノット
ノット名 | 強度(体感) | 結びやすさ |
MID | ぶっちゃけ | 腰を落ち着けないと結ぶのは面倒 |
FG | どれも | 風があると面倒だが現地でも組みやすい |
ノーネーム | 限りなく | 簡単で慣れれば2分ちょい |
フィッシャーマンズ改 | 100% | 簡単で慣れれば1分ちょい |
MIDノット改
これらの中では完成時のノットが平坦になりやすく、ガイドへの干渉が少ないのがいい。最高強度のボビンノットに限りなく近く、手で巻ける中ではベストの結び方ともいえる。
難点といえば、リーダーをある程度固定した状態の方が編みやすいので、現地で結ぶのには腰をすえる必要がある所。
リーダーが細いとやりにくく(15lb以下)、太い方が締め込みがやりやすい。
FGノット
大半の人がこれを最初に習得するのではないでしょうか。
慣れればどんなノットも簡単なんですけど、これは図で説明すると理解しにくいので、動画で見た方がいいので検索して好きなの見てください。
両手さえ空いていれば結べるから釣りをしている最中に組み直したい時はこれ。ただ、風が強い時だとハーフヒッチが絶望的に面倒臭く感じる。MIDノットに比べるとゴツゴツしやすいのでガイド干渉はそれなり。
MIDノットもそうだけど、最初の編みこみ後のハーフヒッチを2回くらいしっかりやらないと、締めこみが甘くなりやすくスッポ抜けやすい。
ノーネームノット
リーダーが太いとやりにくくなるので、15lb以下の中小物向けノット。
締めこみがやりやすく、それなりの強度もあり簡単。慣れるとサクッと組めるので、最中に組み直したい時のタイムロスを減らせるのが利点。
欠点はリーダーを8の字にするためコブができ、ガイドへの干渉があるところ。(ガイドに通さない短さなら問題ないが)なので太いリーダーには向かない。
フィッシャーマンズ改(簡単ノット)
先のノーネームノットと大差はありません。とにかく速攻で作りたい人向け。
更に簡素にやるとなると、イージーブラッドノットがおすすめ。
ハーフヒッチの回数とそれぞれの強度
ハーフヒッチは平均10回以上くらい。多ければいいって物でもなく、20回を超えても大した違いはないそう。
交互に結ぶ方法は結び目によるヨレ防止なだけなので、別に一方方向でも問題はないです。MIDとFGは締めこみの段階で固定されているようなものなので、PEの解け防止と強度アシストの役割が強く、リーダーを抑えこむため必要な物かと思います。
とはいえやらない場合は弱くなるので、やる必要はありまぁす!(細胞感)
MIDノットとFGノットの強度は限りなく100%に近く、時にはメインライン以上の強度にも耐え抜きます。
これはショックリーダーに満遍なく摩擦力がかかるため、締めこんでちぎれるという問題が起こりにくいからだと考えます。
それとは違い、ノーネームと簡単ノットはメインのPEをリーダーの結び目に通すため、ここで強度が落ちやすい。
PEとリーダーの結び目より、スナップの結び目の方が強度は弱くなりやすい。
これはフロロカーボンであれば結構耐えるのだが、伸びやすいナイロンだと結び目が甘い場合、負荷がかかると締めこんでいくので千切れやすい。
スナップ自体の太さが細すぎると、一点に力が集中するため千切れやすい。なので確実に10kg以上を相手にする場合、スナップよりも溶接リングのような物に結ぶか、先端を輪っかにしてそこにリングを通してフリーにさせるなどの方法がある。
完璧なラインシステムを組めば、耐力強度を超えるとノットの上からちぎれます。
根掛かりや大物など、力がかかりやすい条件で千切れた箇所によりどこが悪いかがわかります。自分の場合はスナップからが多かったので、結び方や溶接リングに変えるなどして対策し、効果は得ています。
強度を確かめるにはドラグチェッカー使うのが正確なデータを取れていいのですが、システム組んで先にスナップとフックだけつけて固定しひっぱるのもいい。
ただ、メーカーがいう耐力性能5kgなのに5kg以下で切れた、ってことは結んでいるのならば普通ですけれど、ロッドの弾力を介せばそれ以上も可能にはなります。
ロッドが耐えれたら…の話ですけど。