遠州灘は無理そうなので駿河湾にきてみたのだった。
今日がks寒い日なのは承知の上、そして西寄りの風が強くなるであろうことも予想済。
しかし、日の出と潮の動き出しが重なる数少ないチャンスのために、ルアーメンの朝は早いのだ。
「あえて自分を過酷な状況に追い込むんですよ、あえてね。
そうすればいいわけが効くでしょう?」(誰かの脳内)
──それは夏季の俺のテーマじゃないか。
それはさておき、道中で外気温0度を記録し、これからを思うと目眩を覚える展開だが、幾分か希望はある。
そのための駿河湾西岸だ。
まず、西寄りの風ならば大抵追い風になるので何m吹いても(ある程度は)頑張れる。
一応「湾」なので、気圧変化などによる高波の影響が出にくい。
そして何よりタチウオワンチャンがある(希望)。
そんなわけでホイホイと朝マズメに出かけたのだった……。
この時期でも遠州灘や駿河湾で未だにコチが健在なこともあり水温は高め。
ウェーダー越しでもぬるま湯が当たってくる感覚がする。
まあ黒潮が沿岸部にかなり近付いてきているので、この気温にたいして水温は下がらないという水族館が管理しているような状況になっている。
暗い中だと海色がわからないのが難点だけど、どうやら川の濁りが入ってきているぽい。
波は1m越えるほどだけど、水深があるのと波長が長いので底荒れは心配なさそう。
問題は魚がルアーを見つけてくれるか、という所かな。
日が出てから周りを見渡すと、鳥さんは妙に多いものの、たまに海に足をつっこんで温めているようなヤツしかいない。
かなーりカフェオレ色になっているようなので、チャートカラーのシースパローで幅広く探ってみる。
かなり小さいアタリはきたものの、魚ッ気は今一感じられず、日もすっかり昇り爆風になってきたので退散。
サワラとサゴシの境界線であろう70cmくらいのサワシを持っている人がいたので魚が居なかったわけではないようだ。
ここら辺はジグをぶん投げるのがやはり有利か。
その後は浜名湖でウェーディングでもしてみようかと帰路をのんびりと進む。
一応風裏になる場所だけど、予想より風が強く、車から降りた瞬間に心が折れたのでここで試合終了。
まあ風やら波が収まるのも明日の昼以降かな。
火曜辺りまでは比較的穏やか~ぽいので、一枚狙っていきますかね。