大を我慢している時、
「どうしてもここではすることができない!」のようなコマンド否定文が脳裏によぎっている時は、案外なんとかギリギリで我慢はできる。けれど、
「あとすこしのしんぼうだ!がんばれ!」のような死に別れた友による戦闘への介入になると、一気に気が緩む。
大を我慢して2時間程。
「あれ?このまま大丈夫じゃね?」と思っていたけれど、家まで残り10分になった時に、一気に波が押し寄せる。
ただこの経験、1度や2度ではない。だからこそ、この現象には絶対に何らかの「名前」がついていると思う。
カテゴリ的には精神だろうか。
もしもまだこの現象に名前がついてないならば、なんと名づけたらいいか……
そう考えつつ危機を乗り越え、賢者モードになってどうでもよくなったのでした。
「危機一髪」という言葉は、波平さんのアイデンティティである頭頂部の髪の毛の1mm先に弾丸が通る感じかなーと思ったら、この言葉は同じような経験をした人が「ぅわー、今の一髪の危機だったわー」とつぶやいたことから生まれたんじゃないかと推測しつつ、俺はプリンを食べていた。