豪華三箇所立て(意地)と海藻話。
風:北寄りのち南寄り3m前後 波:1.5m
水温:「渥美20.9」「伊古部18.9」「潮見坂:18.8」
──寿司が食べたい、鯒の寿司が食べてぇナァ~。
本日の行動理念はこれだった。月火の夜明けに行けることになったので、これは1本あげねばならぬと、リベンジも兼ねて渥美サーフまで行ってみることに。
お家を出てしばらくして雨が降ってくる。おいおいまたさししパティーンかよ、天気予報さえ覆すのマジ勘弁してください…。
途中で結構強く降ったりして、己の宿命を呪いながらもなんとか渥美に着いた頃には曇天ながら天気は持ちそうな塩梅。なんとか夜明けに間に合って浜インスタート。
特にいい話は聞かないが、100年に1度クラスのシラス豊漁ってことで、こっちに流れてきてればチャンスといった所か。
- 渥美
以前確実にキープヒラメとわかるのが途中でイソギンチャクに代わる事件を起こした場所、今回はリベンジ戦である。
わりと近場で刺し網やっていたり漁船がわらわらと操業を始めたりと、結構な期待感は増すが、水温を計ってちょっと寒気がした。
23度はあると思っていたのに、明らかに下がってやがるゥー!?
──さししの活性が下がりました。
もうどうにでもな~れ、とサンチャのロウディーを投げる投げる投げる。
ジグを投げたりぶっ飛び君ライトを投げてみたりするも根付き海藻以外無反応。
ちなみにBTKライトの飛距離は70m未満って所でした(10.6ft PE1号 AR-Cエアロ4000番)。同クラスでは確かに『圧倒的飛距離』かもね。
やっぱ27gの方が飛行姿勢の安定度が違うし、飛距離も伸びやすい。メリットがあるとすれば、同じレンジをより遅く巻けるってところと、スキッピングの反応(キレ)は沈むのが遅いのもあってこっちの方がいいかな。
夜明けでナブらなかったら帰ろうと考えていたが、ナブる所か根がかり外している時にシーバスのライズがあったりコノシロ飛んだりと噛み合わない結果に。
……まだ6時か、よしまだイケる!
- 伊古部
サーファーと投げ釣りが多い場所ですが、今日はどっちもクローズ状態。だだっ広い砂浜に釣り人は点々と見える程度。しかし漁船が多い。
水温を計った瞬間に負けを確信、これもう冬の海やん…?
とはいえサンドバー手前に魚が居そうではあるし、ザブトゥンがいたらラッキーなので、さくさくっとメタルジグで探って反応あるか試してみますかね。
君か、なんだか久しぶりだなぁ。ヨシ、ボウズは免れた!(前向き)
活性は低いだろうから、底からなるべく離さずチョインチョインとマゴヒラメ向けに動かしてたら食ったらしい。
俺の意図を察し「させねーよ?」という感じでいつのまにか進行方向に人が居たので、ルアーを変えて反対側へ……投げ釣りのおじさまがいつのまに。
8時前か…あと一箇所水温計っておくか。
- 潮見坂
人がほとんどいねえ…、明け方に降っていたとはいえ投げ釣りメンもまばら、サーファーも少ない。
釣りしやすいじゃん!(前向き)
水温は足を入れると「ひゃんっ!」ってなるくらい、雨というかにじみ出る地下水の影響での濁りと低水温かと予想はしますが、金曜頃には全箇所22度前後あったのにこの仕打である。
しかしここはアオサが多い…、投点では全然引っかからないが波打ち際がひどい。なるほど、これなら釣り人少ないのも頷けるな。
よし、水温計ったしもう帰る!
- 浜の海藻談話
春過ぎになると沿岸部で流れ藻祭りになることが多いのですが、どこから来ているのか考えたことはあるでしょうか。
大雑把にいうと、御前崎~袋井辺りまでは根付き海藻(ワカメ・アラメ等)が多く、浜松~田原辺りまでは葉っぱ系(アオサ・アマモ)が多く、渥美になるとワカメ系が多くなります。
春になると海藻も抜け落ちはじめ、初夏頃(だいたい今頃)には抜けきるくらいかと思います。
まあそれが沿岸部に流れてくるだけの話なんですけど、大本は御前崎・浜名湖・渥美から流れてくる物。
浜名湖が特にハイブリットで、ワカメ・アオサ・アマモなどなど、春~夏にかけては潮が動くたびに浜名湖から大量の海藻が外海へ旅立っていきます。
そんなわけで、浜名湖以西は特に海藻がひどいことが続きます。
今年は沿岸部の海流にやる気がないためか、漂流している海藻が未だに多いですね。
わりと海藻の終着点っていうのも、魚の通り道に関係しててもいいんじゃないかなと思っています。
ちなみに河口部に近いと水草や雑草類が多いです。
海藻もバカにできないもので、油断しているとPEが擦れてほつれかけてることもあるので注意。