当日は見れなかったのでタイムシフトで見ました、ていうか今見てます。
港や河川より外洋側の方が回線の問題はしょうがないけど、マイクの風音対策くらいはしてほしかった。
でもサーフの釣り実況って全然見ないので、試みとしては成功だと感じるし、継続してやって欲しいですね。
宮城の方もサーフは人気なんですねぇ、見た感じ海況は(自分としては)やりやすい方かなと思った。
メタルジグだと持て余す浅さで、ミノー通すには丁度いい感じに見える。
静岡でいうと地形は湖西・掛川・浜岡辺りに似てるかも。
自分ならどうしたかなーと考えると、ジグなら水深2mあるようだったらしゃくるし、それ以下なら巻き止めと遅いただ巻きで、使う重さならせいぜい30g以下って所ですかね。
ミノーでも30~50mラインのちょっと落ち込んでいる所で出なければあきらめるといったところ。
結果は出演者が0で助っ人が色々揚げてましたね。
しかし出演者との会話もそんなに無いし、ルアーも色々試すわけでもないので細かい話は無いし、情報量としては少なく、ただ他人の釣りを眺めているだけという感じがした。
せめて釣り人にBTイヤホンとか渡して、アプリ介してグループチャットで話す方式のほうが、こういう場合はいいんじゃないかなと思う。
魚が居ないわけじゃないけれど少なく、たまたま出演者が通している箇所に居なかったともとれるけど、あれだけの人数で投げて数匹ってのも、まあよくある光景というよりこちらでは「釣れてる方やん?」という感じです。
よく思うのが、「魚が居ないから釣れないのか」「魚が居るけれど釣れないのか」という証明しようもない釣れなかった理由。
小魚を追いかけてガボンチョとする所を見れば確実に魚は居ると解るけれど釣れないのはなぜだろう…もしかしたらそいつしかいないんじゃないか?とか。
底をずる引きしても魚に当たらないから全然居ないんじゃないか?と思うけど、実際潜って見てみたら底にびっしり居たとか、あるんじゃないですかね。
魚が着きやすい地形というのは、魚にとって居心地がいいかどうかだと思うけど、人間から見れば経験則と実績から「変化」があることが第一であると結論付けられてはいる。
かといって、そこに本当に魚は居るのだろうか?とは思う。
フラットの釣りは難しいとよく云われているけれど、私はサーフルアーに関しては敷居が低い釣りだと思っていて、基本とにかくぶん投げて巻くだけだから難しくは感じていない。
魚が確実に居るか居ないかを証明するのが困難であるがゆえに、『なぜ釣れなかったのか』を証明できないから難しい釣りだと考えています。
昨日の出来事でまさにこれを実感したんですけども、ベイトが追われシーバス達が捕食モードに入る前まで30分くらい投げていたんですが、それまではウンともスンとも反応はなかったのです。
それからは大きさ違いのヒラメ数匹とシーバスはライズで確認はしています。
この場合、自分が入った所にあらかじめそれだけの魚が居たのか、もしくはベイトを追って入ってきたのか…この判断が難しい所。
後で聞いた話だと、自分が入る前もソゲは揚がっていたようですが、自分で見ても釣ってもいないから『居た』と証明しようがない。
シーバスは波間に見えることもあるけれど、フラット達は海底で擬態するしライズも滅多にしないやつなので、いくら地形が良く離岸流があってベイトがいたとしても、確実にそこに1匹以上いるのかを証明することが困難であると言えます。
「釣れない」と一言で片付けるのは簡単ですが、「何故釣れないのか」を考えると難しいと思います。
ベイトが見えないときでも釣れることはあるし、ベイトが見えるときでも釣れないことはある……、対象魚のエサ自体が居なければそもそも海岸まで来る理由もないですが、エサがいるかもと展望して寄ってくるのも確実にいるはず。
産卵で接岸するとは云われていますが、産卵の前後ではエサを食べて体力をつける必要があるから、効率よく大量にエサを食べれる場所=浅場(海岸沿い)ではないか、と考えているのが自分なりの考え。
なので水温が上がりだし、沿岸のプランクトンが活発になることにより、イワシがそれを求めて接岸しつつそれを追ってフラットが入ってくるというのが自然の流れかなと感じる。
去年の秋頃ですかね、北西の強風が吹き始めたころにベイトの接岸がありました。
波足が弱くなって小魚が入りやすい状況になったのかと思うより、海面にさざなみができやすくなって上層の酸素濃度が上がり、プランクトンの活動が活発化して寄ってきたのが理由じゃないかなと感じます。
魚が居るけど釣れにくいもうひとつの理由として考えられるのは、遺伝子情報レベルでのスレですかね。
ヒラメもマゴチも全国平均とすれば40cm以下は漁業規定でリリースとなっているので、サーフルアーもここ数年で更に人口が増えている感じですし、海岸沿いに行くと危ない目に合うと覚えてしまって、そもそも寄りつかなくなってしまった…ていう考えもできないこともない。
東京湾の陸シーバスがこの状況に陥っているんじゃないかなーとも思っています。
遠州灘もこの時期になると釣り人だらけになるし、釣り人の多さのわりに釣果も年々減少傾向にある気もします。
魚自体減っているのではないかとも受け取れるけれど、沖釣りの活餌泳がせでは安定して揚がっていますし、サーフルアーの観点からすればスレていると思えます。
逆に言えば沖で釣れすぎているからサーフルアーにはおこぼれ程度しか来ていないのかも…とも受け取れます。
#057 東西の魚の楽園でシーバスを狙う
この回の嶋田さんによる「ベイトがシーバスにスイッチを入れる過程」の理論が好きです。
今回の実況は朝マズメというゴールデンタイムをとうに過ぎていて、魚達はもう食べる必要のないような時間帯ともいえるから、決して時間帯としては良い状況ではありませんでした。
ではなぜそんな状況でも魚が釣れたのか、を考えると難しいと思います。
「ルアーとアクションとカラーがバチコンにハマった」と釣れた人は考えるだろうけど、そこに居た魚が何故このルアーを食べようとしたのだろうと考えだすと、もう魚に答えを聞くしかないですね。
自分が思う「釣りが上手い人」とは、一流のサービスマンみたいな人と思っています、物をいわぬ相手に対して望む物を提供するための理論がきちんと構築されている人といった感じですね。
自分みたいに「数打てばいつか当たる…カモ」という考えではなく、そこに居る1匹に食べてもらえるように提供できるようになりたいものです。