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2014年12月9日火曜日

今まで使ったスナップの良し悪し話【ルアー小噺】

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体調がイマイチだったので浜インはお休み。

以前からなんとなくまとめたかったスナップについての話になります。


スナップを選ぶのに私が注視しているのは「2点」です。

 

  1. 先端ガイドに通せる大きさか?
  2. 耐力強度は10kg以上か?

 

これだけですね。

 

『1』は準備のしやすさ……つまりは毎回リーダー結束するのメンドイしー、というだけです。

あらかじめセットしておけば、ウェーダー履いて竿を継いでリールを装着して糸を通すだけ、準備に5分とかからないのです。

でも『2』を重点に置くならば、スナップも太くて大きくて硬くなる(意味深)必要もあるわけです。

そうなると今度はガイドに通らないおそれがある──

ということで、結構この2つの問題をクリアできるスナップって、案外限られていると思います。

 

  • 今まで使用したスナップ達

メーカー毎に分けると膨大になるので、それよりも形状のみに注視して語るとします。

 

非溶接タイプ

71vKlR8nWKL._SL1500_41dwpvoxjQL

このタイプの利点はガイドに通しやすい所。

ただ問題点として挙げるなら、何回か使っていると反対側の引っ掛けている部分がガバガバになってきて不安感がある所。

そして根掛かりなどで伸びやすいって所ですかね。

私は1回の釣行でルアーを5回以上程は換えますが、大体5回行ったくらいでガバってきます。

使いやすく耐久もそれなりにあって安価でお得ってイメージが強いかも。

個人的には右画像タイプの方が耐用回数が多く使いやすいと思っています。

 

スイベル付きタイプ

71bFuTE6UzL._SL1500_

メリットといえば糸のねじれが軽減できるくらいでしょうか、またはスピナーみたいに自身が回転するルアー向けともいえます。

デメリットをあげると、リーダー結束部からスイベル→スナップと経由するため、ルアーまでの距離が離れることにより、ルアーとリーダーが絡むことが多くなります。

よく「エビ」といわれる現象です。

まあフロントフックがない「メタルジグ」なら支障はないのですが、ミノーやレンジバイブといったフロントフックまでの距離が短いルアーには正直向いていません。

でも底引きタイプのルアーなら、スナップ部でリーダー保護ができると考えれば使い物かもしれない。

 

知恵の輪式

41hY7aLFKLL

強度もせいぜい2kgクラスの物がほとんどになるので、小型ワームやジグで小物狙いに適しています。

「ワンタッチで便利じゃん!」と感じますが、地味~に細かい作業になるのでグローブをつけていたり指が太かったりすると逆に使いにくい。

小型ジグヘッドですと、先に出したタイプ(特に先端が曲がったタイプ)では通らないこともあるので、それ専用と割りきって使うのが吉かと。

基本的にキロクラスが相手になるサーフでは耐力性能に問題があります。

 

溶接タイプ

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個人的に一番使いやすく、尚且つ耐久度も申し分ないのがこのタイプ。

かといって溶接は振動に弱いのと金属疲労が早いってことで一概に最強とはいえませんが、多くの人が信頼を寄せているのがこのタイプではないでしょうか。

溶接となると逆に小型の方が弱くなるので、それなりに太いのを選ぶのがいいかと。

 

番外編:溶接リング+スプリットリング

強度と耐久力では申し分がないのが溶接リング、それだけだとルアーと接続できないのでスプリットリングを挟む必要があります。

20kg以上を狙うのなら必然的に直巻かこれになりますね。

ルアーの交換に手間がかかる点がありますが、スプリットリングを開ける専用のプライヤーがあったりするし、それも他に糸切りなどに使えるので、1本あると色々と便利です。

 

個人的に一番めんどくさかったタイプ

41ECHoH-K7L

これがねぇ……スナップ部がぐるぐる回るものだから、スナップを開けるのに手間がかかるのよね。

力を入れると「くるっ」、苦労して外してつけようとしても「くるっ」。

速攻で「あかんやつや」と結論つけてそれ以来使ってません。

 

 

なんだかんだいって、1個で1シーズン乗り切る程の物でもないので、数回使ったり何かかけた後は確認することをオススメします。

魚の歯や根によってリーダーに傷がついていないか?ってのは大抵の人が確認すると思いますが、スナップは意外と消耗品なので、こまめにチェックすればいざという時に困らないかと感じます。

 
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