艦これのE-6にほとほと嫌気がさして、自分の車で飛び出した。
カム着火ファイヤーが竿を振る。
ルアーを投げている時、何を考えていますか?
釣りはどちらかと言えば、無心となって魚を待つイメージがあるし、エサ釣りしている時は俺もそんな感じなんですけどね。
ルアー投げている時は、
「とりあえずあそこに投げて~こんくらいで巻いて~アクションはこんな感じで~止めて誘ったりして~回収して~今これでダメだったから次はこうしてみるか~ルアー交換してみよ~居ないみたいだからカニ歩き~(最初に戻る)」
他に考え事する隙がねぇ。
──前日の夜。
とりあえず投げたかったのと若干のポイント変更というわけで来てみた。
1時間くらい散歩しながら投げていたものの、桟橋でボイルがあるから狙いたいけれど、暗いと海に何が入っているか予測が付かないのと、距離感がわからないのでピンポインツで投げ入れないので苦戦。
障害物が多いので悪い場所では無さそうだけど、ベイトリールでの手返し重視でライトタックル向けの場所かな。
魚信はトップでボラの群れを通したらゴツンと当たったくらい。
ここでは前打ちの竿でアジング用のワームをちょんちょんやってれば何か来る気がする。
明るい時じゃないと投げるのは辛いな。
家に帰ってリールの糸を新しくして翌日に備える。
──翌日の昼過ぎ(今日)。
以前見た時に地形がイカしていた袋井の中新田に来てみたものの、メリハリがあった起伏が上げ潮でブレイクしていてランガン必至になっていたので見なかったことに……。
山間部で雨が降っているので河川からの濁りがどこもきついですな。
さてどうしたものか……、
磐田沿岸が防潮堤工事始めるみたいだし、久々に鮫島でも覗いてみよう。
天竜川河口付近の浜は砂利が多いので、プラグやジグだと結構ダメージが大きい。
鮫島海岸はマゴチで実績が多い場所だけど、前述の理由があるので好んで来てなかったりする。
なのでワーム使っている人が多い。
海の様子を見てみると濁りはいくらかマシレベル。
流れ込みがあるのでその辺でやってみるかなーと砂浜とトコトコしながら投げてみる……、
一投目で何故かカタクチイワシがフックに刺さってきた。
──ん?もしかして、
「(黒い影が)ベイトボールですよベイトボール!」
よく見渡すと数箇所に点在しているし、波打ち際ではイワシが干上がっている。
大きさはせいぜいにぼしクラス。
でもこの量、追われて打ち上がっているわけじゃないだろうな。
タイドプールで釜揚げされてるうううううう。
足を突っ込んでみると、いいお湯かげんだった。
イワシは元々高水温が苦手だし仕方ない、けど……つーことは沿岸部の水温も低いってことじゃないか。
外気温が32度くらいでかなり水を冷たく感じるから、せいぜい盛って23度くらいじゃないだろうか。
これじゃ晩秋の海やん?
まあそれでもベイトボール付近はワンチャンあるからやってみるものの、当たってくるのは小物の感触ばかり。
この水温ならマゴチよりヒラメが釣れそうなものなんだが、彼らはどこに溜まっているのだろうか。
福田海岸の方にキス釣り師が全然いない所からしてキスも居ないのかな。
フォールで「ゴゴン」ときて思わずあわせたらドラグがギギーっ。
「これはでけぇぞ!」→地球でした。
ひとしきり探り終わったので朝練の下見ついでに中田島へ。
潮見坂もそうだったけど、ここも浜名湖からの海藻が多い。
下げ潮に入るとほとんどかからなくなったけど、これじゃストレスがマッハですよ。
数回くらい掛かりどころが悪かったサバっぽい「brrrrr!」って魚信が来たけどアシストにぶっすりいかなかったようで。
うーん、魚が居ないのかルアーがあかんのか腕が悪いのか俺がきもいのか、どれが原因なんだか……。
最近は場所選びが一番悩む。
御前崎と伊豆半島辺りには海流があるので魚が入るはずだけど、さすがに通うわけにもいかないしなあ。
あそこ行くなら焼津行きたい気持ちの方が強い。
でも焼津も最近しょっぱいみたいだし、難しいな。
※本日の釣果
カタクチイワシ4cmくらいの:1匹
海藻:いっぱい
地球
たまに見てますけど、海水温のデータはぶっ壊れてんじゃないかってくらい現実と違っている気がするんですが…。
どうも今年は過去の海流図と見比べると、遠州灘沿岸部の流れがほとんど無いような状態。
それで暖流の影響を受けにくいから水温が上がりにくい状態が続いているように感じる。
去年は今頃マゴチがぽぽーんと釣れてたけど、今年はサーフよりも河口部と浜名湖内でしかほとんど聞かない。
釣れてた時期から察するに、黒潮の蛇行が大きいほど浜に魚が入ってくる感じがする。
でもまあ、ベイトも接岸したしこれからでしょ(願望)
明後日くらいに濁りも落ち着いて、状況的には土日辺りが良くなるんじゃないかなーと思っている。
で、月曜朝にいって空振りする俺がいつものパターン。
次は何も考えず、むしろ妄想だけして魚に対する殺気を消すという釣法で挑んでみよう。
気を抜いてる時って大抵ガツンと来るし──
だから乗らないんだけど。