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2015年8月19日水曜日

離岸流の話inギリ豊橋【釣りはオマケ】

釣れる気配がないから離岸流の話でもしよう(逃避)

2015-08-19 08.20.19

風:西寄り2~5m 波:微うね1.5~2m 水温:27.3


浜松では朝から雨が降っていたものの、西は雨雲見る限りでは大丈夫そうなので浜イン。

青と棒がポツポツ揚がっているとはいえ、それも荒れ模様前の話。今日は海況も手伝って、入りたい所はライフポインツが減りそうだし、まあ無理だろうと達観しつつ安全パイな場所で離岸流について考えつつ投げてみた。

 

離岸流(カレント)とは

名の通りに岸から沖へ向かう流れのこと。沿岸部は基本的に沖から岸へと流れ(波)があるため、それとは逆の流れになる。サーフでは一級ポイントともいわれる。

海流、もしくは波がある場所では大なり小なり必ずあるものである。

何故ポイントになるかという理由を簡単に挙げると、

  • 地形に変化が生まれやすい(結果魚が着きやすい)
  • 微生物を食べる小魚が出口に集まりやすい(キス・ヒイラギ)
  • ルアーを見せる時間が増える(誘えるタイミングが増える)

などがある。

ちなみに”払い出し”は波が崩れて白泡が立った状況を指していて、”サラシ”とほぼ同義。こっちはスズキ釣りで重要なものである。サーフィン用語だと”スープ”。

私のブログ中では、沖の浅場でできる白泡を”サラシ”、岸から逆方向に流れる白泡を”払い出し”と呼んでいる。

 

離岸流の見つけ方

おおまかに分けると、海面を見ればわかる(強)のと水中でしか流れがない(弱)のが存在する。

海面は慣れれば一目瞭然だけど、今日の浜(↑画像)みたいにうねってると解りにくい。離岸流が解らない・見たことないって人は、波が均一で穏やかな時の方が解りやすい。

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例を挙げるならこんな状況。この中にも2箇所あったりする。

発生した波の一部が不自然に崩れたり、高さが違ったりする箇所は他に比べて”浅い・深い・逆に流れがある”のどれかになるので、遠浅で起伏と流れを見つけるなら波を観察するのもひとつの手。

 

離岸流を見つけたいのであれば、地形を読む方が手っ取り早かったりする。それは何故かというと、沿岸部の形状は流れによって形成されているためである。どちらかを理解すれば、自然と両方覚えるんじゃないかと。

夜明け前や日没後など、暗い内にいい所を投げたいのであれば、岸の形状と白波で判断できる。

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グーグルMAPで沿岸部を見てもらえば、沿岸部はほとんどこんな形になっていると思う。画像では”大げさ”に表現しているけれど、地形が形成される原理としてはこんな感じ。そして黄色で描いている矢印が離岸流である。

何故こうなるのかというと、浜辺に立ったことのある人なら想像できると思うが、岸に乗り上げた波は流れによって右左どちらかに向かって降りていく。

つまり、寄せ波の進む先に離岸流が発生しやすいことになる。あとは海岸に海藻が塊となっているところは引き波が強くなるので、そういう所でも判別できる。

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流れが強い箇所ではこんな感じになることが多い。こちらは離岸流よりも”反転流”と呼ばれる。黒潮など強い流れの側で、それとは逆方向の流れのことを指す。反転流は荒天時やうねりが入っている時によく見かける。

オフショアでは冷水塊が発生する要因ともなり、漁業にも影響が出ることもあるが、魚がたまりやすい一因もある。

沿岸部の荒れ場や河川部など、流れが強い場所では海面が止まって見えたりする。いわゆる”淀み”と呼ばれる物。

 

個人的には海面が穏やかの時は海岸線を見ておおよそ把握してから、寄せ波の進む方向で断定している感じ。荒れている時は波の動きと海面を見てればそういう場所はわかるようになる。

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手前ドン深+凪ぎが重なると↑のように「流れなんてどこだよ」ってなるけれど、結局のところ、起因は寄せ波の方向が関係している。水中のみの流れはルアーを通さないとわかり辛いが、上記と同様に全ての始まりは『寄せ波・引き波』という流れが全てだと感じる。

…どこの浜も離岸流のできる箇所はほぼ通年決まってはいる。けれど、時間単位では潮汐も流れに関係するため、常に同じ位置で発生しているわけでもない。

だからといってどこにも無いわけでもなく、どこにも必ずあるのが離岸流。

 

現実に戻りマス

そんなわけで、波があるので流れはたくさんあるわけで、起伏も充分なのですが…

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複数人が投げた後だし小魚さんもお留守なので期待もしていなかったわけで、誰一人としてお持ち帰りは無しの模様。

波が多少収まって、濁りも抜けるかもしれない夕方以降の方がよさ気だろうなあ。

ライフポイント削ってまで入ろうとしていた所へいけば、何かあったのかもしんない。とはいえ、あの浅さならチーバスくんがかかってくればいい所かな。

しかしさすがにこっちはサーファー多いですね。名古屋ナンバーも多いし、知り合いも東海市から潮見坂に乗りにくるくらいだし、バイタリティたけぇ。

15号は移動が早く、こっちに波が届くくらいに沖縄南くらいに移動するみたいなので、16号のうねりが届くであろう金曜くらいまでは短パンでもなんとかなるんじゃないかな。今日は浪高とわかっていたのでウェーダー履きましたが、まー暑かった。

 

8時過ぎくらいに風と空が不穏な感じなのでそそくさ片付けると、丁度雨が降ってきたので危機回避能力は高かったようだ。

というか寝ずにいくと動悸がパネエ。ぶっ倒れるかと思ったぜ。

 
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