「もう釣れなくたっていい…だから、ありったけを……」
みたいな制約を課すのも困る。
風:微のち南西3m 波:1.5m 水温:『小島16.3度』『舞阪18.1度』
「まあ、そうなるな」という具合に、小島で水温を計った瞬間に敗北を確信。
台風通過後らしいのっぺりとした海になっていることで、さらに絶望度は加速した。
だが、いつものことだろう。
今日も何の成果もあげれなさそうだ。
波の発生と足の様子でおおよその駆け上がり具合はわかるのですが、今日は波乗りに向いていることはよくわかる。
サンドバー自体はできているんだけど、波が崩れるのが遅いから水深が一定なんだよなあ。
ぶん投げようが2mくらいしかないので、地形回復はもうしばらくかかりそうという印象。
先週とはいえ、前に来た時より2度くらい下がってる水温と、海をみた瞬間に「これはあかんやろ…」という第一印象だったので、ちょろっと投げてみて終了。
潮見坂も覗いたけれど、もともと浅いし似た感じ(でもこっちの方がおもしろい流れがあるのも事実)なのでスルー。
というわけで舞阪にきてみたのだった。
なんだか漁船がひっきりなしに出入りするせいかたまに波がたけぇぞ!
ここも似たような浅さにはなっていますが、ある程度ワンドになりやすい場所があるのでそこで頑張ってみることに。
水温は意外と普通だったので、少し希望を持ちながら投げることにした。
……2years later.
そこには今だに投げ続けているさししがいた。
ウェーダーは溶け、ベストは塵と化し、日光と潮風を浴び続けた末、およそ日本人とわかる人物ではなくなっていた。
「これが、最後の一投、かの」
2年の歳月を賭し、息をするより竿を振ることに慣れてしまった体は、その動作を再確認することなく、実に流麗な動きでたおやかに弧を描く竿は…もうすでに限界をこえていた。
すでに糸は無く、何のために振るのかという質問にも、当人は語る口を持てなかった(Badend)。
くっそ遠くに小魚の群れっぽいのが見えていた気がするけど、気のせいってことにしておこう。
釣れればそりゃ楽しいですが、現状でもわりと楽しんでます。
一般的なルアーターゲットでまともなサイズとしては、前年11月か12月くらいのヒラメが最後で、あとは小物とかGEDOくらい…半年間も釣れない場所選んでるのも凄いな!
どこそこで釣れてる~ってのも知ってるので遠出する時は組み立ててるんですが、まあ実際ちょくちょく行けないし大抵荒天が当たってるのよねえ。
周りに人が多いとなんだかんだ仲間だろうが気を使うので、わりとそういう所はあえて選んでないのもあります。
浜松なら浜名湖内の方が確実にヒラメは釣れるんだよなぁ、場所と流れの問題で陸からが浜以上に難しいだけだけど。
『気持ちよく釣りをする』ってのは某アングラーがいってましたが、そのための努力の一つが「早起き」だと思うんですよね。
そんなわけで火曜日はもう場所も決めていてちょっと遠出して釣ってくっから、見とけよ見とけよ~(フラグ)。
明日はロウディのサンチャを投げてみたいがために行くつもり。
今日も目覚ましスルーからのマズメスルーしてたし、明日のためにエサを夜中にとりにいくので、多分起きないクサイ。
でもこいつの真価を問う戦いができそうだ。